こんにちは、【みつまたアートスクール】を運営している画家のサンです。
今日は、これから絵の具で絵を描きたい方に、
必要な道具(おすすめ画材)をご紹介します。
絵を描くのに必要な道具
アクリル画の画材
アクリル絵の具
キャンバスまたは水彩紙
筆
パレット(紙パレット、つるっとした白いお皿、たまごパックで代用できます)
水入れ(空きビンなどで代用できます)
ぼろ布(古いTシャツを切って使うのも便利です)
描きたいモチーフ(実際のモノ)や写真
これが、アクリル画を始める最低限の道具になります。
どんな絵の具や、紙を選べばいいのか?
絵の具
アクリル絵の具は、アクリル絵の具(透明)とアクリルガッシュ(不透明)があります。
アクリル絵の具(透明)を選ぶことをお勧めします。
アクリルガッシュは不透明で上から重ねて塗ると、下の色を隠します。
厚塗りをすると、ひび割れを起こしやすいです。
絵の具に含まれる顔料(色の粉)が透明アクリル絵の具と比べると、少ないです。
ですので、透明アクリル絵の具から初めて、必要に応じてガッシュを取り入れてみてください。
アクリル絵の具の主要メーカーは、ホルベイン、ターナー、リキテックスです。
(プロ仕様の画材です。)
この中ならどのメーカーでも良いのですが、
まずは透明のアクリル絵の具の基本色セット+そこに入っていない主要な色のチューブ
を購入してください。
おすすめは、
ホルベイン
アクリリック カラー[ヘビーボディ] 20ml AU991 12色セット
と、キナクリドンマゼンタ
ターナー
U-35 アクリリックス 11ml セット
と、ウルトラマリンブルー
です。
その他の色は、必要な時になったら買い足すと良いです。
まずは基本色で慣れてから特殊な色を使ってみると絵の具を無駄にしなくて良いです。
筆
サイズ、毛の質、柔らかさ、形 の違いが豊富で、たくさんの種類があります。
自分のタッチに合った、使いやすいものを選ぶのが良いです。
私もいろんな筆を試して自分に合った使いやすい筆を探しました。
(私はナイロン&リセーブルの毛質のフィルバートという形や、丸筆をよく使います)
アクリル絵の具に使える筆は、
油彩用の硬い筆(油彩っぽく描きたい方、豚毛)、
水彩用の柔らかい筆(水彩っぽく描きたい方、ナイロン)、
どちらも使えます。
おすすめの筆は、
ホルベイン
ハードリセーブル
https://holbein-shop.com/?mode=grp&gid=1797910
丸筆0、4、6号
(アマゾンでの取り扱いがないので、上記のショップからご覧ください)
フィルバート、2、6、12号(あれば4、8号)
水彩用リセーブル
https://holbein-shop.com/?mode=grp&gid=1797750
丸筆 2、6号
平筆 4、8、12号
(12号はアマゾンでのお取り扱いがないので、ホルベインさんの公式ショップなどでご覧ください)
です。
サイズ0〜12号の間で、大中小のバランスで揃えるのがおすすめです。
いろんな筆を試して使いやすいものを見つけてくださいね。
刷毛
60mmサイズ
刷毛があると、画面にざっと色をのせたり、水でぬらす作業ができるので1本あると便利です。
高額な道具もあり、高額な道具の方が上手く描けるのでは、、、と思うかと思いますが、まずは描くことに慣れてから物足りない時に検討するといいです。
キャンバスまたは水彩紙
初めて絵を描く方は水彩紙がおすすめです。
慣れて描けるようになってから、キャンバスに挑戦してください。その方がコストも抑えられます。
初めて描く時は、失敗も多いものです。
水彩紙ならキャンバスより安価で枚数もあるので、たくさん描けます。
水彩紙について
紙は、とても種類が多いです。
サイズ、厚み、表面の質感(ざらざらの度合いです。荒目、中目、細目)、
色味(白でもいろんな城があります)、素材(和紙など原材料の違い)、
安価なものから高額なものまで多種多様にあります。
また、一枚売り、ロール売り、スケッチブックタイプ、ブロックタイプ
(側面が糊付けされていて水張り不要です。描いた後にパレットナイフで剥がします。)
といった種類があります。
初めての方は、スケッチブックタイプか、ブロックタイプがおすすめです。
枚数があって比較的安価です。
おすすめ水彩紙
マルマン(maruman)のヴィファール(vifArt)、ブロックタイプ、中目、F4サイズまたはF6でお好きな方
キャンバスについて
そもそも、キャンバスとは、木枠に布を張ったものです。
画材屋さんに行くと、
・木枠だけ
・布だけ
・貼りキャン
(張りキャンバス。木枠に布を張って白く下地も塗ってあるもの。買ってすぐに使える)
が置いてあります。
まずは張りキャンを購入しましょう。
自分で張るのは道具が要りますので慣れてから挑戦してください。
F,P,S,M というキャンバスサイズの違いについて
これは、縦横の比率の違いの意味です。(詳しい解説はここでは省きます。別の記事にて解説します)
F 人物画に向きます
P 風景画に向きます
S 正方形です
M 1:2の縦横の比率で、海景のようなパノラマ向き
おすすめ張りキャンバス
サイズは、F4またはF6、もっと小さいものが良い方は、SM(サムホールと読みます)がおすすめです。
パレット
アクリル画を始める方は、紙パレットかたまごパックがおすすめです。
理由は、使い捨てできるからです。
片付けが楽です。
他にも、陶器のツルッとしたお皿
(パレットに残った絵の具は水で剥がれます。絵の具は水に溶けません。ぺろっと剥がれるイメージです。)
や、
紙皿(使い捨てできる)も良いです。
よくあるプラスチックのパレットは避けましょう。
なぜなら、絵の具が落ちないからです。使いまわせなくなります。
(アクリル絵の具は一旦乾くと、水に溶けません。水彩絵の具との違いでもあります。)
おすすめ紙パレット
オリオン ペーパーパレット PP-Sサイズ…182×260mm
(大きなもの(F6)を使用しています)
水入れ
空き瓶で代用できます。二個あると便利です。
(筆を洗うための水入れです。絵の具を溶く水は別で綺麗な水を用意する。
一滴出せるボトルに入れた理、別の空き瓶に入れてスポイトを使うなど)
布
ぼろ布が良いです。
アクリル絵の具は一度布に付くと二度と取れません!
なので使い捨てできる布が良いです。
よく雑巾を使いますが、使い回しできないので、
使い捨てできるものがおすすめです。
着古したTシャツ、古いタオル、古いシーツなど、捨てる布を切って使うのがおすすめです。
面倒な方は、ホームセンターで「ウエス」をご購入ください。拭き取り用のハギレです。
キッチンペーパーなどで代用できますが、薄いので下に何か雑巾などを敷くと良いです。
モチーフ
描きたい実物(目の前に置いて描く)を用意するか、写真を用意してください。
(ちなみに着彩デッサンがしたい方は実物を置いてください。デッサンは実物を見ることがとても大事です!)
さて、必要な道具は以上になります。
道具を揃えるのには、お金もかかるので、ご自宅にあるもので代用できるものから始めて、必要になってから専用の道具を買い足すと良いです。
私も、初めは絵の具は小さなチューブセット、筆も大中小と3本くらい、
安価なスケッチブック、使っていない白いお皿をパレットに、空き瓶を水入れにして
描き始めました。
小さく初めて、楽しく続けてくださいね。
それでは