花の特徴もわかる!蓮の花の描き方

こんにちは 画家のサンです。

今回は、蓮の花の描き方をご紹介します。

ピンク色の花びらがとっても可愛い蓮の花です。

花と蕾、葉っぱを描いた絵になっています。

ぜひ最後まで読んで、

動画も活用しながら

描いてみてください。

それでは早速描いてみましょう。

目次

「花の特徴もわかる!蓮の花の描き方」

使用した絵の具

キナクリドンマゼンタ
キナクリドンレッド
チタニウムホワイト
カドミウムイエローミディアム
ミドルグリーン
ウルトラマリンブルー
ライトフタロブルー

1 下書きをして、花托に色をのせる

あらかじめ下書きをしておきます。

下書きのデータはこちらからご覧いただけます。

上から見た蓮の花を描いていきます。

真ん中の部分は花托(かたく)といいます。

この中にめしべがあり、花托の周りにおしべがあります。

花托の色は、カドミウムイエローとミドルグリーンを使って、

エローグリーンを作って、塗っています。

その根本は、イエローオレンジを塗ってきます。

2 花びらの色の移り変わりを描く

蓮の花びらは、一枚一枚がグラデーションになっています。

花托に近いところは黄色く、だんだんピンクになり、外側は濃いピンク色になっています。

その色の移り変わりを描くと、蓮の花らしくなります。

花托に近いところの花びらの色を描いていきます。

カドミウムイエローミディアムを塗ります。

この時の花びらの影の色は少しくすんだイエローグリーンを使っています。

花托の真ん中もイエローで塗っています。こちらは後でめしべなどを書き込みます。

次に、花びらに薄いピンクを塗っていきます。

使っている色はチタニウムホワイトとキナクリドンマゼンタを混色した薄いピンク色です。

下書きの線を残しつつ全体を塗っていきます。

蓮の花びらは、個体にもよりますが、2〜3重に重なっています。

上の花びらは薄いピンクで、下の花びらの方が色が暗くなりますので、花びらのピンク色も濃いめに描きます。

花びらの影も描いていきます。

花びらの影の色は、薄いピンクにブルーを少し加えた薄い赤紫色を使っています。

絵の具は、ライトフタロブルーを花びらの色に加えた薄いレッドバイオレット色です。

また、絵の具の水の量はあまり多すぎないようにして描きます。

3 花びらの細部を描く

全体的に花びらの色が描けたら、細かいところを描いていきます。

花びらの外側を描きます。また、細かな影も描いていきます。

花びらの外側は、キナクリドンレッドとキナクリドンマゼンタ、チタニウムホワイトを混ぜて濃いめのピンク色を作ります。

この色を花びらの一番とんがったところと縁の一部に塗ります。

これで蓮の花らしい黄色からピンクへ色が写り変わる花びらが描けました。

4 花托を細かく描く。茎を描く

花托の中にめしべを描きます。雌しべはイエローオレンジで点を描きます。
これがめしべです。

次に周りのおしべも描いていきます。

フサフサとしたおしべは、束を描くように省略しながら描きます。

一本一本描こうとせず束で描きます。小さい絵なので、スッキリ見えるように工夫をして描いていきます。

おしべの先も描いていきます。

チタニウムホワイトとカドミウムイエローミディアムを混色した明るい黄色で点を描いて表現します。

このような点を描くときは、水を加えずに描きます。

さて、蓮の花ができましたので、茎も描いておきます。

茎は、ミドルグリーン、カドミウムイエローミディアムにキナクリドンレッドを少し混ぜて、くすんだグリーンを作って描きます。

茎は長い円柱ですから、線の中心が暗く外側は少し明るく描くことで、円柱の形の丸みを表現します。

さて、蓮の花ができました。

5 横から見た蓮の花を描く 全体を塗る

次に、横から見た蓮の花を描いていきます。

横から見た蓮の花は、葉脈みたいに花びらに筋ができるのが特徴です。

内側の花びらにはあまり見られないのですが、外側には花びらの筋が見えるので、

その部分を描くと蓮の花らしくなります。

まず全体的にピンク色で塗ります。下書きの線を残しながら描きます。

花の底の部分はイエローグリーンから黄色っぽくなっていきますので、その色の移り変わりも描いていきます。

6 花びらの色の移り変わり、花びらの筋を描く

そして花びら一枚一枚の色の移り変わりも描いていきます。

この時、花の丸みも意識して、花びらの影を描いていきます。

花の色が描けたら、花びらの縁を濃いピンクで描いて、花の筋も描いていきます。

筋は、花びらの丸みを意識して、描きます。

はいこれで横から見た蓮の花がかけましたので、茎も描いておきます。

この後背景に葉っぱを描くので、この茎はまた描き直すかもしれませんが描いておきます。

7 蕾を描く 花の底を描く

では次に、蓮の花の蕾を描いていきます。

蕾も横から見た蓮の花と同様に、花の底がイエローグリーンから黄色、ピンクへと色が移り変わります。

花の底を黄色で塗ります。次にイエローオレンジを塗ります。

そしてここから薄いピンク色を塗っていきます。

8 花びらの色の移り変わりを描く

次に、濃いピンク色を塗り重ねていきます。花びら一枚一枚に色のうつり変わりがありますので、

それぞれ花びらの先っぽを濃いピンクで塗っていきます。

9 花びらの筋を描いて、立体感を表現する

花の丸みを意識して、花びらに筋を入れます。

花びらの筋を描くことで、花の立体感も表現できます。

はい、これで花の蕾もかけました。茎も描いておきます。

10 葉を描く 

次に、葉っぱを描きます。

蓮の葉っぱは、大きくて丸く、真ん中がお椀のように窪みがあり、ろうと形になっています。
また、外側はひらひらとしています。

また中心に向かって葉脈の筋があります

絵の具は、ミドルグリーン、カドミウムイエローミディアム、ウルトラマリンブルー、キナクリドンレッドです。

葉っぱの形を意識して、影など色を塗り分けていきます。

横から見た葉っぱも描きます。葉っぱの裏面の方が表より色が濃い目になっています。

他の葉っぱも描いていきます。

11 全体を見て仕上げる

さてこれで描けたら、離れてみて全体的にみて、気になるところを書き足していきます。

周りを消しゴムで下書きの線を消したら、マスキングテープを剥がして完成です。

12 完成

お疲れ様でした!

蓮の花の特徴

蓮の花の書き方はわかりましたでしょうか。

ぜひ何度も動画を見返して、ブログも活用して描いてみてください。

描けたら、ぜひ見せてくださいね。

それではまた。

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この記事を書いた人

サンのアバター サン 画家

画家。(アクリル画。モチーフは主に植物と風景)ギャラリー様や百貨店様での展示販売、ネット通販、レンタルなど。
台湾でアーティストインレジデンスに参加。
高槻阪急(百貨店様)にて個展。
UNKNOWN ASIA2022でレビュワー賞受賞。

みつまたアートでは、これまで得た経験と技術で、絵が描きたい方、上手くなりたい方に向けてアクリル絵の具による花や風景の描き方を教えている。

絵と花と風景と、豆と野菜が好き。脂質とホラーと寒いのが苦手。

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