こんにちは。画家のサンです。
このブログでは、これからアナログで絵を描きたい方に向けて
絵の描き方などのお役立ち情報を掲載します。
今回は、「木の描き方」をご紹介します。
木には、大きく分けて「針葉樹と広葉樹」があります。
それぞれ描き分けられるようになると、山や森の自然の風景から、都会のワンシーンまで
樹木を描けるようになりますので、ぜひ基本を覚えて下さいね。
それぞれの描き方を動画でサクッとみたい方はこちらからご覧いただけます。
動画で30秒で学ぶ↓
そもそも、針葉樹と広葉樹の違いは?
針葉樹
杉、マツ、ヒノキなど。
幹がまっすぐでシルエットが円錐形。葉っぱは細く尖っているのが主な特徴です。
枝の付き方は、木の幹から放射状に横に広がります。(真横、斜め上、斜め下などに伸びます)
絵でよく使われるのは、クリスマスツリーの木や、オーロラの風景画、雪の降るような寒い地域の森の木が針葉樹です。
(針葉樹は広葉樹より過酷な環境でも生育できます。そのため寒冷地は針葉樹が多いので、雪が積もるような風景画には針葉樹が似合います。シベリア、北アメリカなどの寒い地域の森の風景画に使われます。)
広葉樹
サクラ、ケヤキ、ブナなど。
幹が太く曲がったり枝分かれして伸びていきます。葉っぱの形は平べったいです。
基本の木の形はシルエットが球体で、葉のかたまりの位置をずらして描くことで、バラエティのある木が描けます。
絵でよく使われるのは、桜、紅葉やカエデ、街路樹などです。
広葉樹の描き方
1 木の幹を二股に分けながら、枝を扇形に広げて描く
広葉樹の幹は、太めで曲がったり枝分かれしながら伸びます。(そのためいろんなアレンジができる)
基本的な形では、二股に分けながら幹から枝を描き、扇形に枝分かれさせてシルエットを作ります。
幹は太め、枝分かれさせるたびに細くしていきます。
この枝に葉がつくので、全体の形を意識して下さい。
2 葉のかたまりを描く
全体のシルエットが球体になるように、(ただし丸くしすぎると不自然になりますので注意)
葉のかたまりを描きます。葉を詰め込みすぎず隙間を開けておきます。(隙間から枝が見えるように)
3 光の方向を決めて、明るいところを描く
光の方向を決めて、明暗を描きます。
こんもりとした球体になるように全体と部分とを見て描いて下さい。
隙間の枝もわかるように描きます。(隙間から枝が見えると木らしさが出ます)
4 地面に落ちる影や周りを描く
光の方向を意識して、その反対側に影を落とします。周りの風景を描くなどもして、絵を完成させます。
6 完成
お疲れ様でした。
広葉樹を描くときのポイント
全体のシルエットを球体になるようにする。葉っぱをかたまりで捉えて、詰め込みすぎないようにする。
(葉のかたまり同士の隙間から枝が見えるようにする)
広葉樹は基本の形を描けるようになったらバラエティを作りやすいので、まずは基本をマスターしてください。
さてあなたもチャレンジして、バラエティ豊かな木を描いてみて下さいね。
それでは