表現の幅が広がる扇筆の使い方

こんにちは、画家のサンです。

扇筆(おうぎふで)

という筆があるのを知っていますか??

筆の毛束が扇形をした筆です。

画材屋さんで見たことがある方もいると思います。

「見たことあるけど、使ったことないなー」

「どうやって使うんだろう?」

「買っても使いこなせるか不安」

と、思うのではないでしょうか?

そこで、この記事で

扇筆の使い方の例をご紹介します。

工夫次第で、あなたの表現の幅もぐんと上がると思いますので、

ぜひ最後まで読んで、活用してくださいね。

目次

サクッと知りたい方は動画でご覧ください。こちらから↓

表現の幅が広がる 扇筆の使い方

隙間のある線が描ける

扇筆は、乾いている状態ですと隙間なく毛束が広がっていますが、

水に濡らすと、毛束にムラができます。(隙間ができる)

この状態で描くと、

隙間のある線を描くことができます。

この時、絵の具の水分量が多くすると、隙間がなくベタ塗りの状態になります。

(扇筆でベタ塗りもできますが、

ベタ塗りだけなら平筆のほうが、より適していると個人的に思います。)

アレンジ方法としては、

2色で描いてみたり

波形に描いてみたりしても

面白い表現になります。

例えば抽象画を描く時に活用してみるのもいいですね。

カーブさせてみると、

動きのある線も描けます。

この特徴的な線を使って

波紋や模様を描くのもありかなと思います。

滝を簡単に描くことができます。

隙間のある線を使うと、滝が簡単に描けます。

筆の特性で、水の流れの表現が自然に描けるので、

テクニックなしに、上手に描けます。

ぜひ描いてみてください。

短い線が一気に描ける

扇筆は、短い線が一気に描けます

少し動かしながら書くと、

動きが出てユニークな表現になります。

この線を使えば、

草原や芝生、田んぼなども描けそうですね。

ランダムに動かして描いてみると、

エフェクトのような、視覚効果のような

表現になりますね。

工夫次第で、あなただけのオリジナルな表現

生み出せるかもしれません。

また、描くだけでなくぼかしにも使えます。

扇形をしているので、幅が広いですから

一気にぼかしたい時などにも

活用できます。

ちなみに、

ぼかす時は、乾いた筆を使ってくださいね。

針葉樹が簡単に描けます

扇筆を使うと、針葉樹が簡単に描けます。

木の幹の線を描いたら、

扇筆を横にして、

線を描いていきます。

難しいテクニックを必要としないので、

木を描くのが苦手な方でも

簡単に綺麗に描けます。

扇筆ならではの描き方です。

扇筆の使い方、いかがでしたでしょうか?

工夫次第で、

色々と活用できそうですね。

あなたのオリジナルな表現も見つかるかも。

ぜひ試して

あなたのこれからの作品作りに

活用してみてください。

それでは。

何か質問や相談がありましたら、メールにてお寄せくださいませ。

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この記事を書いた人

サンのアバター サン 画家

画家。(アクリル画。モチーフは主に植物と風景)ギャラリー様や百貨店様での展示販売、ネット通販、レンタルなど。
台湾でアーティストインレジデンスに参加。
高槻阪急(百貨店様)にて個展。
UNKNOWN ASIA2022でレビュワー賞受賞。

みつまたアートでは、これまで得た経験と技術で、絵が描きたい方、上手くなりたい方に向けてアクリル絵の具による花や風景の描き方を教えている。

絵と花と風景と、豆と野菜が好き。脂質とホラーと寒いのが苦手。

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