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こんにちは、みつまたアートを運営している画家のサンです。
これからアナログで絵を描きたい方に向けて、
基本的な絵の知識をシェアしたいと思います。
今回は、「丸筆の使い方」です。
絵を描くときの筆の使い分け、何気に悩むところです。
「この筆で描いてみるかな。」
「なんか描きづらいけど、、筆を変えるの面倒だ」
「描きたいものを描くには、どの筆をどう使い分けたらいいんだろ?」
そう思うと思います。
そんなあなたに、まずは丸筆の使い方をお伝えします。
丸筆ってどんな筆
このように、毛先がペンのような形をしているのが丸筆です。
初めて絵の具で絵を描くときに、必ず揃えておく筆ですね。
まずこの筆から使うと思います。
形はペンに似ています。
画材屋さんに行くと、サイズ展開、毛の種類、毛の硬さや柔らかさ、毛の長さに至るまで、
バラエティ豊富な丸筆があります。
丸筆を使うと描きやすい形
しずくのような形
細いところと膨らみがあるしずく形です。
細く絞られたところも、広い面も丸筆なら一本で描けます。
この細いところを描けるのが丸筆の優秀なところですね。
広いところは毛先を押しつけ広げて腹で描きます。
線形(線を引く)
細いものを描くのが得意なので、線を引く時は、丸筆を使います。
もっと長い線(ライナー)を引きたいときは、毛の長さが長い丸筆を使うと良いです。
また、細い→太いとだんだん幅を変えながら描くこともできます。
これを応用して、画像のような数珠つなぎのような飾り線を描くこともできます。
実制作では、例えば毛並み、人の髪の毛などでこの技が応用できると思います。
三角形
三角形も丸筆が描きやすいです。特にこの尖った部分はほぼ点なので、点を描ける丸筆の出番です。
筆を立てて、角に合わせて描いていきます。
広い面は、筆を押し付けて腹で描きます。
大きな三角形になると、この角だけ丸筆で描いて、広い面は平筆で描くと効率がよいです。
尖ってカーブした形
イガイガしたこのような形も丸筆が得意な形です。尖ったところ、とても細かいですしはみ出しやすい部分です。
丸筆を立てて、カーブに合わせて描いていきます。
尖っているところが潰れないように、筆は押し付けすぎないのがコツです。
アメーバのような形
このような不定形の形も丸筆で描くのが描きやすいです。他には雲形なども同じです。
細かなところを描くのが得意な丸筆なので、下書きの形に合わせて筆を動かしやすいです。
ヘビのような細くうねった形
細長いうねった形は丸筆の得意なところです。カーブに合わせて描きやすいです。
このような細かなところ描くときに、コントロールしやすいのが丸筆です。
丸、点
丸筆ならでは。ですね。丸と点はこの筆が最も得意な形の1つです。
筆をたてて点を打ちます。
点描画を描きたい場合は、丸筆を使ってください。
ペンのように描きたいとき
ペンや鉛筆を扱うように絵を描きたいときは丸筆を使ってください。
実制作でも、丸筆を使う頻度はとても高いです。概ねこの丸筆で描くと思います。
細い線も、細い形も、太い線も、広い面も描けるので、とても扱いやすい筆です。
結論
丸筆は、ほとんどの形で使える。汎用性が高い。オールマイティーな筆です。
さて丸筆について知っていただけましたでしょうか?
ぜひ制作に活かしてくださいね。
ではまた