こんにちは。画家のサンです。
このブログでは、これからアクリル絵の具で絵を描きたい方に向けて
絵の描き方などのお役立ち情報をご紹介します。
今回は、「誰でもかんたんにできる!キャンバスの張り方」をご紹介します。
「自分でキャンバスを張ってみたいけれど、、どうやったらいいのかな?」
「キャンバスを張るのって難しい?」
「キャンバスを張るには、どんな道具がいるの?」
とキャンバスを自分で張ろうとすると、たくさん疑問が出てくると思います。
そこで、私、サン流のキャンバスの張り方をご紹介します。
キャンバスを張る方法はいろいろあるのですが、
なるべく簡単で綺麗にできる方法なので、ぜひやってみてください。
ところで、「キャンバスが綺麗に張れている」という状態とは、どういう状態でしょうか?
・たわみがない
・シワがない
・破れていない
・木枠とキャンバスがずれていない
・木枠が歪んでいない
という状態が、綺麗なキャンバスと言えます。
サクッと知りたい方はショート動画でご覧ください。こちらから↓
キャンバスを張るのに必要な道具
さて、キャンバスを張るのには、道具が必要です。
・木枠
・画布
・タッカー
・キャンバス張り器(あれば)
です。これらは実際に私が使っている道具になります。
タッカーは、
金づちとキャンバスタックス(キャンバスを張るための釘。)でも可能です。
また、キャンバス張り器はなくても手で引っ張ればできます。(ちょっと手が疲れますが、、。)
画布は、画材屋さんで購入できるカットキャンバスやロールキャンバスがあります。
私自身は、丈夫でお手頃な綿布を使用しています。
キャンバスの張り方
1 画布を広げて、木枠を置く
木枠には、裏表があります。
表面は傾斜していて、裏面は平らになっています。
タッカーを打っていくのは裏面なので、
画布を広げて、表面を下に、裏面を上にして置きます。
木枠の表裏を確認してから置きましょう。
ここを間違うと一からやり直しになってしまいます。。
2 木枠の真ん中をそれぞれ1点ずつ留める
木枠に画布を巻いて、木枠の真ん中にそれぞれ1点ずつ留めていきます。
この時、画布をぎゅっと引っ張って留めましょう。
菱形にぎゅーっと引っ張られたような形になります。
留める時は、対角の順に留めていきます。
(布をピンと張るためです。)
※タッカーで留める順番は下記に図があります。
3 角を残して、一辺を全部留める
次に、木枠の一辺(ここでは短手)を角を残して全部留めます。
この時に、画布が斜めにならないように気をつけます。
留める時は、画布を引っ張ってぴんと張るようにしてから留めてください。
4 反対側の木枠を、角を残して全部留める
先ほど留めた木枠の反対側(ここでは短手)を角を残して全部留めていきます。
ここでも画布を引っ張ってぴんと張りながら、
また画布がずれないように気をつけながら留めていきます。
(ちなみに、3の工程で長手を張ったら、反対側の長手を張ってください。)
画布をぴんと張るために、対角の順に張っていきます。
5 残りの2辺も同様に留める
さて、同様に残りの2辺も留めていきます。(ここでは長手)
布を引っ張りながら、ぴんと張ってタッカーで留めていきます。
角は残しておきます。
ここまでの工程で、タッカーで張る順番は下記の図にまとめました。
6 角を折り込んで留める
さて、全ての木枠が留まったら、あとは角です。
角は折り畳んで留めていきます。
この時、折りたたむ方向は統一していると仕上がりが綺麗に見えます。
また、折った部分がキャンバスからはみ出ないように丁寧に折りたたんでください。
もし、タッカーの打った位置が折り込んだ部分に被るようでしたら、
一旦、タッカーの針を抜いて折り込んでください。
(結構あるあるで、やりがちな失敗、、というか一手間ですね。)
7 完成
お疲れ様でした。
さて、いかがでしたでしょうか?
キャンバス張りのポイントは、
・対角に留めていく。
・ぴんとなるように引っ張って留めていく。
・角は丁寧に折りたたむ
です。
あなたもぜひキャンバスを自作してみてくださいね。
他にもキャンバスをより綺麗に張るためのプロフェッショナルなコツがあるのですが、
そちらはオンライン絵画教室でご紹介しますので、
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ではまた。