こんにちは。画家のサンです。
これからアクリル絵の具で絵を描きたい方に向けて、
基本的な絵の知識をシェアしたいと思います。
今回は、「グラデーションの描き方」です。
「グラデーションってどうやったら描けるんだろう?」
「うまく描くコツは?」
「グラデーションの種類は?」
など、
「グラデーションを描けるようになりたい!」という願望を叶える
お手伝いをしたいと思います。
ぜひ練習して、技術を身につけてくださいね。
グラデーションとは?
という意味があります。
色や明暗だけでなくテクスチャー(素材感)の変化も含みます。
グラデーションの実際例としては、虹や夕暮れの空などです。
グラデーションの描き方
さて、基本的な2色のグラデーションの書き方をご紹介します。
動画で見る(ショート動画です)
1 使う色と筆は予め用意しておく
2色のグラデーションなので、色を2色、筆を2本用意します。
それぞれの色が混ざらないように分けておきます。筆も使い分けます。
ここでは、Aの色、Bの色、Aの筆、Bの筆 としておきます。
筆は、同じようなサイズのもの2本をご用意ください。(平筆を使います)
使う色は多めに作ります。(少し余るかなと思うくらい)
この時、グラデーションメディウムまたはリターダーを混ぜておくと描きやすいです。
それによって色がぼかしやすかったり、絵の具の乾きを遅らせる効果があります。
2 Aの色を塗る
Aの色をAの筆で均一に塗ります。色の変化させるポイント(ぼかすところ)より少しはみ出す位置まで塗ります。
3 Bの色を塗る
次に、Aの色が乾かないうちに、Bの色をBの筆で反対側から塗っていきます。
色の変化をさせるポイント(ぼかし)まできたらそのままAの色をぼかしながら塗ります。
この時、一方通行で筆を動かしてください。ぼかし始めたら戻らないようにするのがポイントです。
4 完成
はい。これで完成です!
シンプルな2色のグラデーションが出来上がりました。
最初は慣れないと思いますが、何度も練習するとできるようになります。
好きな色を使って、グラデーション技術をマスターしてくださいね。
グラデーションの種類
さて、グラデーションにも様々な種類があります。
色だけでなく濃淡で描く場合や、質感のある表現など。
あなたの描きたい表現に合ったものを使ってみてくださいね。
濃淡
2色ではなく1色のみ。水の量を調節して濃淡を表現しているグラデーション
筆跡を残したグラデーション
丸筆でポツポツと点をうって、階調の変化をつけます。
質感のグラデーション
滑らかな質感からゴツゴツとした質感へと変化していくグラデーションです。
質感を作るには、絵の具にテクスチャー系のメディウムを混ぜて使います。
さてグラデーションと言ってもいろんなものがありますね。
描けるようになると表現の幅も広がって、より絵を描くのが楽しくなります。
ぜひ参考にして、真似て描いてみて下さい。
ではまた