こんにちは。画家のサンです。
夏の花といえば、朝顔ですね。
小学生の時に、よく夏休みの宿題で描いたことがあります。
小学校や中学校では、校庭で育てていたりしますね。
種から育てた朝顔が、
緑色のネットや支柱にくるくるとツタを這わせて、
空高くまで伸びていく。
ぐんぐん成長して、鮮やかな花を咲かす様子は、
とても気持ちが良いなと思います。
夏らしい爽やかな色もとっても元気がもらえます。
さて、そんな朝顔を、アクリル絵の具で描いてみましょう。
今回は、「アクリル絵の具で描く 朝顔の描き方」をご紹介します。
記事の最後には、簡単なワークもありますので、
ぜひ取り組んでみてください。
アクリル絵の具で描く 朝顔の描き方
1 下書きをして、下塗りをする
あらかじめ、下書きをしておきます。
(この下書きのプレゼントは記事の最後にあります)
下書きの線に沿って、
朝顔の色、葉っぱの色を塗ります。
2−1 明暗を描く
下塗りが終わったら、
明暗を描いていきます。
明るいところ、暗いところを塗り分けます。
明暗の描き分けるコツは、先に一番暗いところを決めておくことです。
2−2 色を描き分ける
明暗を描きつつ、色の違いも描き分けます。
ここでは、青と紫を混ぜた色と、マゼンタを使っています。
朝顔は鮮やかな色なので、
混色も最小限にしています。
(最も鮮やかな色を出す方法は、混色しないこと。
つまり、チューブから出した色が一番鮮やかな色です。
混色するほど、色はくすんでいきます。)
3 細かなガクを描く
朝顔の花の部分が描けたら、
ガクのところも描いていきます。
細かいので、細い筆を使って
集中して描きます。
花だけでなく、このような細かな部分も描いてあると、
絵としての説得力が増します。
4 葉っぱを描く
葉っぱや蔦も描いていきます。
葉脈もわかるように描いておくと、
絵もグッと良くなります。
5 白色でハイライトを描く
最後にハイライトを入れましょう。
一番明るいところをしっかり白くすることで、
絵の全体のコントラストがはっきりとして、
かっこいい絵になります。
6 全体を見て、調整、完成
全体を見て、気になるところがあれば
描き足したり、修正したりしてください。
そして、
完成です。
お疲れ様でした。
簡単なワーク (プレゼントあり)
朝顔の色作り
画像のように、
朝顔の青紫色、赤紫色
を塗ってみてください。
(アクリル絵の具でも、デジタルでも、色鉛筆でもokです。)
実際に手を動かしてみるのが大切です。
ワークをやってみたら、写真に撮って、メールでお送りください。
(特典として、記事内の朝顔の絵の下書きファイルをプレゼントします。)
ぜひワークに取り組んでみてくださいね。
さて今回の朝顔の絵は、私の近所の公園で見たものをモデルに制作しました。
たまたまお昼に通りがかった時に、「朝顔が咲いている!」と発見しました。
その日にまた見たいと思って夕方に行ってみると、すっかり花は閉じており、
「そうだった、朝顔は朝に咲いて夜には閉じるから、朝顔なのに。」とハッと気づきました。
後日、きちんと朝に見に行き、今回の記事にすることができました。
朝顔は5メートル近くある公園のフェンスにツタを這わせて、満開に咲いていました。
とてもかっこ良く、青空とのコラボレーションが夏らしかったです。
それでは、その他、何か疑問や質問、お悩みなどありましたら、
そちらもメールでお寄せください。
また次回も、一緒に絵の書き方を学びましょう。