こんにちは、画家のサンです。
扇筆(おうぎふで)
という筆があるのを知っていますか??
筆の毛束が扇形をした筆です。
画材屋さんで見たことがある方もいると思います。
「見たことあるけど、使ったことないなー」
「どうやって使うんだろう?」
「買っても使いこなせるか不安」
と、思うのではないでしょうか?
そこで、この記事で
扇筆の使い方の例をご紹介します。
工夫次第で、あなたの表現の幅もぐんと上がると思いますので、
ぜひ最後まで読んで、活用してくださいね。
サクッと知りたい方は動画でご覧ください。こちらから↓
表現の幅が広がる 扇筆の使い方
隙間のある線が描ける
![](https://mitsumataart.com/wp-content/uploads/2023/06/スクリーンショット-2023-06-26-22.44.23-1024x575.png)
扇筆は、乾いている状態ですと隙間なく毛束が広がっていますが、
水に濡らすと、毛束にムラができます。(隙間ができる)
この状態で描くと、
隙間のある線を描くことができます。
この時、絵の具の水分量が多くすると、隙間がなくベタ塗りの状態になります。
![](https://mitsumataart.com/wp-content/uploads/2023/06/スクリーンショット-2023-06-26-22.44.39-1024x568.png)
(扇筆でベタ塗りもできますが、
ベタ塗りだけなら平筆のほうが、より適していると個人的に思います。)
アレンジ方法としては、
![](https://mitsumataart.com/wp-content/uploads/2023/06/スクリーンショット-2023-06-26-22.44.54-1024x571.png)
2色で描いてみたり、
波形に描いてみたりしても
面白い表現になります。
例えば抽象画を描く時に活用してみるのもいいですね。
![](https://mitsumataart.com/wp-content/uploads/2023/06/スクリーンショット-2023-06-26-22.45.10-1024x565.png)
カーブさせてみると、
動きのある線も描けます。
この特徴的な線を使って
波紋や模様を描くのもありかなと思います。
滝を簡単に描くことができます。
![](https://mitsumataart.com/wp-content/uploads/2023/06/スクリーンショット-2023-06-26-22.48.09-1024x682.png)
隙間のある線を使うと、滝が簡単に描けます。
筆の特性で、水の流れの表現が自然に描けるので、
テクニックなしに、上手に描けます。
ぜひ描いてみてください。
![](https://mitsumataart.com/wp-content/uploads/2023/06/スクリーンショット-2023-06-26-22.49.06-1024x570.png)
短い線が一気に描ける
![](https://mitsumataart.com/wp-content/uploads/2023/06/スクリーンショット-2023-06-26-22.45.28-1024x567.png)
扇筆は、短い線が一気に描けます。
![](https://mitsumataart.com/wp-content/uploads/2023/06/スクリーンショット-2023-06-26-22.45.49-1024x569.png)
少し動かしながら書くと、
動きが出てユニークな表現になります。
この線を使えば、
草原や芝生、田んぼなども描けそうですね。
![](https://mitsumataart.com/wp-content/uploads/2023/06/スクリーンショット-2023-06-26-22.46.35-1024x561.png)
ランダムに動かして描いてみると、
エフェクトのような、視覚効果のような
表現になりますね。
工夫次第で、あなただけのオリジナルな表現を
生み出せるかもしれません。
![](https://mitsumataart.com/wp-content/uploads/2023/06/スクリーンショット-2023-06-26-22.46.55-1024x563.png)
また、描くだけでなくぼかしにも使えます。
扇形をしているので、幅が広いですから
一気にぼかしたい時などにも
活用できます。
ちなみに、
ぼかす時は、乾いた筆を使ってくださいね。
針葉樹が簡単に描けます
扇筆を使うと、針葉樹が簡単に描けます。
![](https://mitsumataart.com/wp-content/uploads/2023/06/スクリーンショット-2023-06-26-22.47.13-1024x609.png)
木の幹の線を描いたら、
![](https://mitsumataart.com/wp-content/uploads/2023/06/スクリーンショット-2023-06-26-22.47.28-1024x571.png)
扇筆を横にして、
線を描いていきます。
難しいテクニックを必要としないので、
木を描くのが苦手な方でも
簡単に綺麗に描けます。
扇筆ならではの描き方です。
![](https://mitsumataart.com/wp-content/uploads/2023/06/スクリーンショット-2023-06-26-22.47.43-1024x561.png)
扇筆の使い方、いかがでしたでしょうか?
工夫次第で、
色々と活用できそうですね。
あなたのオリジナルな表現も見つかるかも。
ぜひ試して
あなたのこれからの作品作りに
活用してみてください。
それでは。
何か質問や相談がありましたら、メールにてお寄せくださいませ。