こんにちは
画家のサンです。
寒い時期の美しいものといえば、、雪ですね!
私は寒いのはとっても苦手で、真冬になると湯たんぽをお布団に入れています。
でも、雪の美しい景色は心ときめきます。
特に白と青の冷たいカラーは、
透き通るような世界観で、
空気も澄んでいて、ピュアな印象を受けます。
冬の世界も絵に描きたくなりますね。
今回は、「ふわりと舞う雪の結晶(冬景色)の描き方」をご紹介します。
冬らしい色彩の雪の結晶を描いた絵です。
背景に森があり、雪と雪の結晶がふわりと舞っている
という冬景色になっています。
使う絵の具も少なく、制作過程も簡単。
初心者でも描きやすい絵です。
補足動画では雪の結晶のデザインもご紹介していますので、
ぜひ最後まで見て、
あなたもチャレンジしてみて下さい。
それでは早速描いてみましょう。
「ふわりと舞う雪の結晶(冬景色)の描き方」
使用した絵の具
チタニウムホワイト
プルシャンブルー
フタログリーン
フタロブルー
1 背景の森を描く
まず初めに、背景を描いていきます。
霞がかっている背景で、なんとなくシルエットが木に見えるという状態を描きます。
色は、プルシャンブルーとチタニウムホワイトを混ぜて少し暗めのブルーを作ります。
縦に筆を動かして、なんとなく遠近がつくように、木のシルエットを描いていきます。
次に空の部分を描いていきます。
色はフタロブルーとチタニウムホワイトを混ぜた色に、少しプルシャンブルーも加えて、くすんだ色にします。
この色を使って、白くもやがかかるような空を描いていきます。
空と木の境界線は馴染むようにします。
背景は、空の色は明るめ、木のシルエットは暗めの色で描くのがコツです。
これで霞がかった遠くの森が現れました。
2 地面の霞を描く
次に、地面のかすみを描いていきます。
色は、フタログリーン、フタロブルー、チタニウムホワイトで少し色味を加えたかすみを描いていきます。緑がかったブルーです。
雪が舞うようにふわりとしたイメージで描いていきます。
この時も木と霞が馴染むように描いていきます。
描いていて、ここが足りないなと感じるところが出てきたら、
そこも描きたしてください。
絵の制作は、行きつつ戻りつつ、進むことが多いです。
さて、
地面に近いところを真っ白になるように描いていきます。
霞の色からだんだん白くなるように、ふわり馴染ませつつ描きます。
これで背景が描けました。
3 雪の粒を描く
次に、舞う雪のもやと粒を描きます。
水で薄く溶いたチタニウムホワイトを使います。
丸い形を描いていきます。雪のもや、粒のイメージです。
大小の変化をつけると遠近がつきます。
丸い形だけでなく、半円にするなど形にも差をつけるとより絵も豊かに見えます。
はい、これで雪の粒が現れてきました。
4 雪の結晶を描く
では次に、雪の結晶を描いていきます。
雪の結晶は、6角形を基準にして描きます。
雪の結晶のデザインパターンは補足動画でご覧いただけますので、
そちらも見てみてください。
色はチタニウムホワイトを使います。
線を一本引き、そこにクロスさせてエックスの形に線を引きます。
そして枝分かれさせていきます。
どの線も同じ長さ、同じ形になるように描くのがコツです。
それらしく見せるには、枝分かれさせることと、6角形の形にすることです。
他の雪の結晶も描いていきます。
大小、濃淡に差をつけて描いたり、
霞に消え入るように途中までの形で描いたり、
雪の結晶自体も、ごく簡単でシンプルなデザイン、レースのように細かなデザインなど
雪の結晶はオリジナルのデザインを作るのも楽しいですよ。
色々な雪の結晶を描いてみてくださいね。
5 光の粒を描く
光の粒を描いていきます。
チタニウムホワイトで、ハイライトになるところや、光の粒を描きます。
しっかり白くするのがコツです。
明暗に差が出て、キラキラとしたイメージを表現していきます。
6 完成
マスキングテープを剥がして完成です。
お疲れ様でした。
雪の結晶の描き方はわかりましたでしょうか?
大きさや形、濃淡に差をつけることで、
バラエティ豊かに描くことができます。
ぜひ何度も動画を見返して、ブログも活用して描いてみてください。
描けたら、ぜひ見せてくださいね。
それではまた。
補足 雪の結晶のデザインパターン
縦に線を一本引きます。
エックスの形になるように2本クロスさせて線を描きます。
枝分かれさせていきます。
全ての線に同じ形になるように描きます。
雪の結晶が描けました。
応用でいろんなパターンを描くことができます。
線の角度を変えたり、
シンプルにしたり、
複雑にしたり、
大きさも変えるなど、
パターンがいろいろ作れますので、
ぜひ真似して描いてみてくださいね。